Volksbad Nürnberg
ニュルンベルクの市街地にあるVolksbad Nürnbergは、1911年から1913年に建設されたアール・ヌーヴォー様式の公共浴場です。建築家カール・ウェーバーと技師フリードリヒ・キュフナーが設計し、入口には市章を掲げた列柱ポルティコが立っています。全体の構成はローマの公衆浴場を思わせ、歴史的な建築と都市の衛生施設が結びついた姿を見せます。
1914年の開業時には、男性用二つと女性用一つの水泳ホールが設けられました。66個の浴槽、14基のシャワー、蒸気浴、犬用浴場、洗濯室まで備えた当時の先端施設です。鉄筋コンクリート製のプールは柱の配置によって四方から利用でき、トンネルを通じて暖気を建物全体へ送る暖房設備も備えていました。第二次世界大戦で建物の70パーセントが破壊されましたが、1959年に再建を終え、1994年まで水泳施設として使われました。
その後はテクノパーティーや映画撮影の会場にもなり、2022年3月から大規模な改修が進められています。修復ではかつての水泳ホールをよみがえらせ、一部をウェルネス施設とイベント空間へ転換します。戦争で大きく損傷した塔も、寄付によって再建される計画です。駅舎のような外観の内側に、犬用浴場まで備えていた点が、この場所の記憶に残る具体的な特徴です。
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