Chiesa di San Gottardo in Corte
ミラノ中心部、王宮の複合施設に組み込まれるように建つのが、Chiesa di San Gottardo in Corteです。1336年頃、ミラノの領主アッツォーネ・ヴィスコンティが建設した教会で、当初は聖母マリアに捧げられていました。その後、痛風や腎臓結石に悩んだヴィスコンティが守護を願った聖ゴッタルドに献堂されました。
18世紀後半、建築家ジュゼッペ・ピエルマリーニが外観を新古典主義へ改め、宮殿の大階段を設けるため、元の正面入口は失われました。入口は南側へ移され、内部には淡い色の壁と古典的な柱が並ぶ単身廊が続きます。14世紀の装飾を伝えるフレスコ画のうち、ジョット派に帰属する磔刑図は1952年に屋内へ移されました。
半八角形の後陣には、アッツォーネ・ヴィスコンティの墓とジョヴァンニ・バッティスタ・クレスピの祭壇画があります。最も印象的なのは、原形を保つゴシック様式の鐘楼です。そこにはアッツォーネが設置したミラノ初の公共時計があり、鐘で時刻を知らせました。その存在から周辺は「時の街区」と呼ばれました。
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