Bolongaropalast
ボロンガロ宮殿は、フランクフルト西部のヘーヒスト地区に建つバロック様式の宮殿です。ボロンガロ兄弟が一七七二年から一七七四年にかけて築き、馬蹄形の建物とマイン川へ伸びる庭園が景観をつくっています。南側のボロンガロ通りに面する北側ファサードは、全長一一七メートルに及びます。
内部には鏡張りの壁、天井画、絹の壁紙を備えた部屋が並び、礼拝堂と豪華な舞踏室も残ります。庭園には二段のテラスと庭園パビリオンがあり、下段には一九〇九年制作のトリトン噴水が立っています。噴水では、イルカと水を吹き上げるトリトンがネオ・バロック様式で表現されています。
ボロンガロ兄弟は、マッジョーレ湖畔のストレーザ出身のカトリック教徒で、タバコ商として財を築きました。宮殿は軍司令官の滞在先や工場、ヘーヒストの市庁舎として使われ、ナポレオン・ボナパルトも一八一三年にドイツで最後の夜をここで過ごしています。現在は地区行政の施設として使われ、礼拝堂ホールの演奏会や文学行事、夏の庭園での演劇も行われます。
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