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Villa Jovis

ヴィラ・ジョヴィスは、イタリアのカプリ島北東端、標高約334メートルのモンテ・ティベリオ頂上に残る、皇帝ティベリウスのローマ宮殿です。紀元27年に完成し、ティベリウスは晩年の10年間をここから帝国の統治にあたりました。約7000平方メートルの敷地は複数のテラスに広がり、壁や階段の遺構越しに島と海を望めます。中心街から約2キロメートルの上り道を歩くと、住居、行政空間、接客用の東翼、アナカプリを望む西側の回廊へ続きます。

崖の上で水を確保するため、ローマの技師たちは屋根から雨水を集め、大きな貯水槽へ送る仕組みを整えました。モザイクの床や内壁に残る彩色は、かつての宮殿の姿を伝えています。南側には通信に使われた見張り塔の跡があり、火や煙で本土へ知らせを送ったとされます。敷地にはサンタ・マリア・デル・ソッコルソ教会も建ち、その前の聖母像は海上からも見える目印です。通路の先にある「ティベリウスの跳躍」は、望まれない客を崖から落としたという伝説を今に残します。

都市
Capri
コンテンツ更新日

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