Grotta di Matermania
グロッタ・ディ・マテルマニアは、イタリアのカプリ島南東部、アルコ・ナトゥラーレからほど近い場所にある大きな自然洞窟です。石灰岩を水が長い時間かけて削り、長さ約27メートル、幅18メートル、高さ18メートルの空間を形づくりました。洞窟へ続くピッツォルンゴの道では、階段を進みながらカプリ島の景色を眺められます。
古代ローマ時代、この空間はニンファエウムへ改造され、女神キュベレー、別名マテル・マグナに捧げる儀式が行われました。内部には、当時の建物を伝える古い壁の一部が今も残っています。発見された低浮彫は、ペルシア起源の神ミトラスへの信仰と結びつく可能性も示しています。自然の洞窟が、宗教儀礼の場へ変わった経緯を、岩肌と遺構からたどれます。
薄暗い大きな石灰岩の空間に立つと、数千年にわたる水の作用と、古代の人々の信仰が同じ場所に重なります。残された壁はわずかですが、洞窟の奥行きとともに過去の姿を想像させます。
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