Palau Reial Major
パラウ・レイアル・マジョールは、バルセロナのゴシック地区、王の広場に建つ歴史的建築群です。かつてバルセロナ伯の住居であり、後にはアラゴン王の宮廷として王室の儀式や決定の舞台になりました。サロ・デル・ティネル、聖アガタ王宮礼拝堂、ロクティナン宮の三つの建物が、街の中世的な景観を形づくっています。
サロ・デル・ティネルは、ペドロ4世の治世にあたる1359年から1370年に建てられたカタルーニャ・ゴシック建築です。大きなアーチの下には11世紀のヴォールトがあり、さらにその下に西ゴート時代の構造が残ります。1302年に建てられた聖アガタ王宮礼拝堂は、古代ローマの城壁の上に立ち、内部には1465年制作のジャウメ・ウゲットによる祭壇画があります。1549年から1557年に築かれたロクティナン宮は、後期ゴシックとルネサンスの様式を示し、現在はアラゴン王冠文書館を収めています。
五階建ての長方形の塔、マルティン王の見張り塔は、1555年にサロ・デル・ティネルとロクティナン宮の間へ築かれました。隣の小庭園には噴水があり、かつて異端審問所の本部だった場所の面影を伝えています。周囲にはバルセロナ大聖堂とフレデリック・マレス美術館もあり、ローマ時代からルネサンスまでの都市の層を歩いて感じられます。
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